自律神経失調症 症例　安城市在住 20代女性 会社員（デスクワーク）のケース

主な症状は、首こり・肩こり・しめつけられる頭痛・両膝あたりの冷えと違和感。１週間くらい前から、肩の痛みのため夜眠れない／痛みで目が覚めることがあり、ネット検索で当院のホームページをみつける。当院への来院の決め手となったのは、根本改善と自律神経へのアプローチを謳っていたため。

カウンセリングシートには「ストレスなし」とあったが、自律神経という検索キーワードで来院されたことや不眠・歯ぎしりの症状があったことから、精神的ストレスについて確認すると、脳貧血によるふらつきや脳貧血で倒れることへの不安、電車に乗れない、仕事上の悩みなどがあることがわかった。

肉体面では、神経圧迫症状はないものの大腰筋の短縮、骨盤のゆがみ、脊柱のS字カーブの消失、姿勢のゆがみなど、いくつか構造面の問題をみつけた。

患部のみを施術する接骨院への通院ではその場しのぎにしかならなかった経験から、精神面の不安感が肉体面に影響していることを説明し、肉体面への全身調整と不安感の軽減を目的とした自律神経への調整を同時進行でおこなうことで同意と理解を得た。

【初回】

自覚症状は首～肩だが、キネシオロジー検査の結果をうけて骨盤の調整を最優先とした。骨盤調整後、頭蓋骨と首を調整して初回の施術を終えた。心理テストを手渡し次の施術時での提出を依頼するとともに、水分補給と足組みの習慣をやめるよう指導した。

【2回目～4回目】（週に1回のペース）

頭痛と両膝の違和感は消失。首～肩こりも軽減し気にならなくなってきた。睡眠良好。一時的に体調をくずし会社を休むことがあったが、ふらつきと不安感の改善を本人も自覚している。心理テストによって得た課題に取りくみながら、水分補給は定着し足組み習慣もなくなった。手足の冷えに対する自律訓練法を追加指導する。

【5回目～7回目】（週に1回のペース）

「ひとりで電車に乗れました」という嬉しい報告をうける。頭痛、首～肩こり、膝の消失し安定。ふらつきも不安感も消失し、精神的にも肉体的にも良好。残業しても疲れなくなった。夜中に胃が痛むとの訴えがあったので、食道と横隔膜を調整すると数日後には消失した。

【8回目】（月に1回のペース）

月経時の女性ホルモンバランスの影響か、一時的に体調を崩すも薬を飲むほどではなく、1か月空いても大きな体調不良はなかった。電車に乗ることもできている。

定期的な来院が体調維持と精神安定の役割も果たし、状態を安定させている。

自律神経失調症に限ったことではなく、どの症状にも当てはまることですが、患者さまの「自分で治す」という気持ちをもつことが一番大切です。ただ通院すればいいのではなく、自律神経失調症を理解し、戦う交感神経を刺激するストレスを避けて、休息の副交感神経を刺激するよう日常生活の習慣や動作をみなおすことが最善の道です。

今回のケースは、心の痛みが体の痛みとなってあらわれていることを、いち早く理解できたことが早期回復へとつながりました。体の問題から心の問題へと焦点が定まりすぐに次へのステップへ進むことができたからです。

もしあなたが、病院の検査で異常なしといわれた症状にお困りで、ひとり暗闇でもがいているような状況でしたら、ぜひ当院にお越しください。あなたの進むべき道を光で照らし、一緒に出口へと向かいます。