A.膝の内側が痛む理由 膝の内側には「鵞足」とよばれる縫工筋・薄筋・半腱様筋の付着部があり、膝の曲げ伸ばし外力が、その付着部に負担をかけ炎症をおこすのです。

縫工筋と内側広筋の間には伏在神経が挟まれているため、鵞足での炎症が伏在神経を刺激して、痛みが増幅するとも考えられます。

当院の施術は、骨盤のゆがみと股関節の可動域を広げることで、鵞足への負担軽減をはかります。

A.膝の裏が痛む理由 膝の裏が痛む主な原因として、次の4つが考えられます。

1. 反張膝：膝が反りかえってしまうので膝裏に負担がかかります。
2. 原因として、大腿四頭筋や膝窩筋の筋力低下が考えられます。
3. 後十字靭帯の損傷：スポーツ選手に多いケガで膝関節が不安定（とくに後ろへの動き）になります。
4. 変形性膝関節症：膝の軟骨がすり減って変形がおこります。
5. ベーカー嚢腫：膝関節にたまった水が、膝の裏へ流れだして腫れてしまった状態です。
6. 流れだした水は、弁によって逆流できないため膝の裏にたまってしまい、膝を深く曲げにくくなります。

その他、痛む部位によって病態や原因が推測（診断ではありません）できます。

①【ジャンパー膝】ランニング・ジャンプ・立ち仕事など、くり返し外力による大腿四頭筋の損傷

②【オスグッドシュラッター病】ボールを蹴る・ジャンプなど、くり返し外力による膝蓋腱の損傷、10～15歳の成長期に多い

③【鵞足炎】縫工筋・薄筋・半腱様筋の付着部の炎症

④【腸脛靭帯炎】長距離走の選手に多く、靭帯と骨との摩擦でおこる