金縛りと自律神経の関係｜安城整体院

夜中、ふと目が覚めたとき――

体が動かず、誰かに押さえつけられているような感覚におそわれたことはありませんか？

いわゆる「金縛り」です。

「もしかして霊的なもの？」と不安になる方も少なくありません。

しかし実際には、自律神経や睡眠リズムの乱れが関係しているケースが多いのです。

とくに、ストレスや首肩の筋緊張などがつづくと、セロトニン（心と体を安定させる脳内物質）が減ってきて、眠りの浅い時間がふえるために金縛りがおこりやすくなります。

安城整体院では、セロトニン活性療法をとおして自律神経をやさしく整え、安心して眠れる毎日をめざしています。

金縛りは、医学的には「睡眠麻痺」と呼ばれる現象です。

本来、レム睡眠中は体が動かないようになっていますが、このときに「意識だけが先に目覚めてしまう」と、体は眠ったまま、頭だけがおきている状態になります

この状態を起こしやすいのが、

• 強いストレス
• 睡眠不足
• 自律神経の乱れ（交感神経の過剰興奮）

です。

つまり、“霊が乗っている”というよりも、「脳と体の覚醒リズムがズレている」状態なのです。

当院に来られる方の中にも、「金縛りがよくおこる」「夜寝るのが怖い」という方がおられます。

話を聞くと、次のような共通点があります。

• 寝る直前までスマホを使っている
• 眠りが浅く、夢をよくみる
• 首肩のこりや頭痛が日常的にある
• 寝ても朝から疲れている
• 不安やイライラを感じやすい

これらはいずれも、セロトニンの減少によって、自律神経が乱れているサインです。

私たちの眠りは、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」という2つのリズムでできています。

およそ90分ごとにこの2つをくり返しながら、一晩の眠りが進んでいきます。

脳も体もしっかり休んでいる「ぐっすり眠っている状態」です。

この時間に成長ホルモンが分泌され、体の疲れが回復していきます。

夢を見にくく、朝までぐっすり眠れた感覚を得やすいのが特徴です。

体は休んでいますが、脳は少し活動しており、夢をみやすい時間です。

このとき、脳は「体が夢の中で動かないように」筋肉を一時的にストップさせています。

つまり、体は眠っているけれど、脳は起きているような状態です。

レム睡眠中に意識だけが先に目覚めてしまうと、体はまだ眠っているのに、頭だけがおきている状態になります。

その結果、

• 体が動かない
• 誰かに押さえつけられているように感じる
• 声を出そうとしても出ない

といった感覚が生じます。

この“体と脳のズレ”が、金縛りの正体です。

つまり、霊的な現象ではなく、睡眠リズムと自律神経の乱れによる一時的な現象といえます。

自律神経のバランスを整えるセロトニンは、レム睡眠とノンレム睡眠の切り替えをスムーズにする大切な役割を持っています。

脳疲労や肉体疲労によってセロトニンが減ってくると、浅い眠りが増え、金縛りがおこりやすくなります。

逆に、生活習慣を見直して心と体を整えると、セロトニンが増えてきて、深く安心できる眠りが戻ってきます。

金縛りは、怖い現象ではなく体と心が休めていないサインです。
原因を「霊的なもの」として怖がるよりも、まずは心と体の緊張や、生活のリズムを整えることが大切です。

当院では、首肩のこわばりをゆるめ、セロトニンの分泌をうながす施術で自律神経を整えていきます。

無理なく眠れるリズムを取り戻し、「金縛りがおこらない夜」を少しずつ増やしていきましょう。

当院では、金縛りを含む不定愁訴（原因のはっきりしない不調）に対して、「セロトニン活性療法」という医学論文で効果が示された施術をおこなっています。

セロトニンは、睡眠の質・心の安定・自律神経の安定などに関わる重要な脳内物質です。
これが不足すると、

• 寝つきが悪い

• 悪夢をみる

• 夜間に体が緊張する

などのトラブルが起こりやすくなります。

施術では、首・肩・背中の筋肉をゆるめ、呼吸を整えることで、セロトニンの分泌をうながし、「体が安心して眠れる状態」へ導いていきます。

金縛りは、心霊現象でも異常なことでもなく、ストレスと自律神経のサインであることが多いです。

怖い体験を「体のSOS」として受け止めてあげて、適切なケアをおこなうことで、夜が安心できる時間に変わっていきます。

金縛りが続くと、睡眠の質が落ち、日中の集中力や気分にも影響します。
「霊かもしれない」と思っていたことが、実は体の疲れや自律神経のサインだった――
そう気づくだけで、回復の道はぐっと近づきます。

安城市篠目町・新安城駅近くの当院では、完全予約制の静かな個室で、落ち着いた雰囲気のなか施術をおこないます。まずはお気軽にご相談ください。